どんな人が行くべきなのか?

心療内科に行く目安とは

心療内科では主に、心理的な問題が原因で身体に出る症状を対象としています。例えば、不安やストレスから食欲が減退したり、眠れなくなるなどの症状を診ます。心理的な問題から生まれる身体症状は、内科では異常がないとみなされます。そのため、身体がしんどいのに内科に通い続けて、意味のない診断を受けているうちに症状が悪化してしまうケースも少なくありません。内科に通って診断が下りない場合、心療内科に切り替えましょう。

しかし、本人も心理的な問題が原因と分かっていないパターンもあるため、注意が必要です。ここで見分けるポイントは、心理的な問題を探すことです。例えば、直近のスケジュールで苦手なイベントがあるとか、人間関係が上手く築けていないなど、心当たりがないか探ってみましょう。

症状が出たらすぐにでも行くべき

うつ病の人は、限界まで頑張りすぎる傾向にあります。中には、心理的な問題にも身体に出ている症状にも気付いているにもかかわらず、あえて受診しない人もいます。それは、自分が弱い人間に見られたくないとか、他者に迷惑をかけたくないという気持ちが強いためです。しかし、受診するタイミングを逃し続けると、当然のことながら症状は悪化してしまいます。自然に回復することもできますが、それはしっかりと休養をとった場合です。うつ病を抱えた多くの人は、自ら休もうとはしません。

症状が悪化しないためには、周囲の人のサポートも必要になります。休んでも良いというアドバイスや、一緒に心療内科を受診することも良いでしょう。症状が出たら、周囲の人を頼ってでもすぐに受診しましょう。